2012年11月21日水曜日
無機質な夜に魂吹き込む日記。
夜は、解消され得ない悲しみ、と傷みを抱えている、と強者が語っている。
弱者は、その夜は葬るべきだ、と。ただ見捨てるべきだ、と告げている。
どちらにも正しさは無いが、感じる事はあるはずなのに、そのどちらにも答えるような
声も無く、届かぬ思いを重ねる夜は、冬に、やられているのだ。
ただ、そのどちらにも取り柄はあり、短絡的に正そう、とすればするほど、
その均衡は破れ、溢れかえる意識は、帰る場所も無く、
彷徨う意識の血路を歩むだけだ。
決議すべきは、この夜には無く、ただ何処にも無い。
ただただ、この夜風に感覚的な愛の歌がなびいていく。
「熱する愛はメスシリンダーの中で滅する。
全てが煌めいて終えるラストシーンが折り重なり翼になり、
果てるだけに、企てる現在を飛び交う。
意思は損なわれるだけの表象に立ち尽くし、
現在に点在する私欲だけを貪る背徳の怪獣が背景を襲う。
印刷される日々は陰惨な激情を、重ね孤軍奮闘を重ねる。
愛は傘箱に閉じこもり程よく濡れている。自分を端的に操作出来るなら、
寸法に収まらず、高みに登らせ、高貴に生きる。
愛するものの幻影を彷徨う定めは、
赤裸々な自己に解し、程よい耽美を与える。
稼げない時代に嫁がない。
拙いが、汚くは生きない。女は金で買わず、むしろ、奪い去り、刈り取る」
不揃いな夜は、色んな派閥を創り上げ、徒党を組み違う。
互い違う主義を用い、個人的な思想も違うはずなのに、集っていても、
同じ結論になど、達するはずも無い。
ただ求め事に、答えが一つなのは、愛だけなのか、とは思う夜は、
巧拙な意味合いを織りなしながら、誘い、この心の資産を奪いたがる。
敬虔たる夜は主神を探しながら、誰かに媚び諂わずに、
純粋に信じられるべき主人を探し、自分が主軸であり、
その物語の主人公で有る事も捨て去り、誰かに縋り憑こう、としている。
その場に自己は無く、関した後先の影に自分が連なるようだ、と拙い意識は放つ。
加算した意識は、自己の足先に宿り、確かな自己を今に根差し、
その主軸であるべく自己を循環するものだ、と円周が語る頃には、
総ての時代性の淫靡たる陰気さに対する差異は消え去り、悪意などは、
ほんのひとかけらの保身であり、人気も無い場所でひっそり、と孤独に住まうだけだ、と宣言する。
この生命は単一に点線を繋げ、源泉たどり、潤うべく自己の
涙に気配を残す過去の遺物だ、と告げる夜は、
対照すべき自己を持ち合わせずに、誰彼構わず対象に、しては
自己、と照らし合わせているだけに過ぎない。
その私議に重なる出来事などは、嵩張るだけに見下し、高ぶりながら、驕り、
重荷になり、自壊するだけだ。
この夜は忘れ去られた意識の公園で眠り寒さに震え、孤独に目覚める。
召されるまでが長く、この刹那に嘆願する愛惜を踏み荒らしながら、
現世を行き交い、果て無く尽きる思いに、面影乗せる影であり、
段差を飛び越えながら、何度も躓き、つまらないものですが、と謙遜しては、みるものの、
見果てぬ夜に擁護され、拠り所も無く、淡々、と帰る道筋は、
無くしたもので、溢れかえり、それを押収したがる人の姿をした、餓鬼で溢れている。
感謝。この整然たる意識に集う夜こそが、誠実な意識を重ねる。御礼。
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