2012年7月5日木曜日
霞むような夜のカットアップを施した日記。
何か、夏も近いようで、使い回しの梅雨も終わらず、暗澹犇めく雲の皮脂に、ファンデーションを塗るような、
夜の色が、頃合い、と溶けてとる。この要理に犇めく、代償に悶えるだけの、喧騒も、爛れながら、
総て、と入り交じり、濃淡な味わいを醸し出している。この脳裏に宿る神経を走り去るような、嫌気も、
多幸感に変わる頃、僕は悲鳴にも似た、君の感情を捕食しながら、その涙腺に溜まる理論に、
答えを打ち込みながら、無遅刻無欠席に走り回る、この夜も、どうにかなるであろう。
彦星が、オリオン、と浮気している。オリエンタルな音楽が唸る、檻の彼方で、コリアンダーを噛みながら、
この貪るだけの人徳を無数の蟻たちが喰らう夜に、科学的根拠を話す輩の、女々しい論理は、置き去りにして、
おざなりにしている現実を見つめ直しながら、この直下し、落ちるだけの夢想に身を寄せ合う野良猫や、
野良犬たちが吠えるオーケストラを聴き、裏路地を足早に抜けきる。空気孔からは、色んなカラフルな香りが、
舞い落ち、その集約される匂いとは、人間的不安定さを奏でるようだ。夜が更け、朝が悶えるまで、この靡く街並みに集約される出来事、と言えば、何事でも、何者でも無い出来事に覆い尽くされながら、お家に帰るまでの、
暇つぶしを、狂騒にぶつけながら、その犇めく胎動に住む、孤独を埋めるような、そんな損得勘定だけが、
感情の牙城を責め立てながら、鬩ぎ合う街並みは、蝉の歌声のようだ。チキンを食べ尽くす渋滞も、
餌を待つ家畜のように思える夜の想い出が犇めき、この流星落ちる街並みの、主人公たちは、流刑に蠢く、
囚人のように思える夜は、少し卑屈に空回りしながら、この幼稚な時間の要理を計るが、この謀計尽きる夜の、
破壊者たちが、迷惑メールを送りながら、この凄惨に色づき、毒づき街は、独特の雰囲気だけを、醸しだし、
その黒雲が登り、それが雨に変わる。雨に混ざるのは、機械油のように汚された疲れの象徴。
憧憬に被災する街並みは、他人事の様相を孕みながら、誰かの多面に響くように、その貪る意識を隠しながら、
その措定される意識に、戸惑いを与えながら、実体を置き去り、客体に挑んでいる。
飢渇する心に溜まる水を汲み取る激動を歩き、或いは、阿吽の呼吸で戦地を目指すsentimentalismで、
事務的な様相を孕みながら、疎ましい現実に帰る街並みを、羨んでいるのかも知れない。
多核に広がる意識とは、原子になりながら、宇宙に帰還する。
果てしながないから、果てがあり、はたまた、この全知に広がる幌に与える風に凍てつく思いをぶつけながら、
永らくとは短く詰まる出来事に火薬を与えながら、突き進む無理強いのように思え、
この収容されるだけの、空間にも意味など求めず、歩む日々は、機密さを増しながら、
何時もよりも、マシな時間を探すように、その要因に絡まる夜は、caramelか何か、と混ざり、
この称す意識にも、根底は無く、その深さは、深海を越え、地球のcoreに結ばれる。
勇ましい悔恨の雷光が蠢き、この実感も無い日々を、酒で汚し、擁護しながら、この切望する日々も、
カンバスに絶望の色を塗りたくりながら、この世界的託児所に溜まる人混みは、不安で泣き叫び、
俯瞰的に怒りを撒き散らしながら、散らかった意識で、染める毎日を、何にも変わらない行動で、埋め尽くしながら、
誤魔化す人波は帰る場所を失い、その万感に史跡を残しながら、真っ直ぐ歩いているようで、夜の深い闇に、
迷いながら、この静定に結ばれる無数の意識、と結ばれながら、どこでも無い場所を目指し、下向きに帰る様に、
いったい、何を用いて幸福なのかを、問い質したいが、それは自分にも言える事だから、込み上げる心を、
胃液で溶かし、家路を急ぐ。
夜の羅針盤を広げる。疲憊した雨滴が身体を流れながら、癒やす今に、立ちこめる意味の位置を探る。
撃墜する苦悩に響く優しさを、身に纏いながら、疎ましい現実の、執心を洗い落とす雨に感謝しながら、夜は軋み、
夜のハイエナたちが、貪る意識、と対峙している。
下僕で終わるものの哀れたちが、泡沫に犇めき合い、何かの価値を見いだそう、と必死にさ迷っている。
このパートタイマーも終われば、紙切れ一枚に変わり、この乾かない思いは、雨に濡れながら、
ひしひし、と伝わる満足も無い現状に掘削される心の不感症的な部分に、感傷を含めた割合を突き出すだけの、
現状への苛立ちも、何かの泡、となり、隣人の幸せな声に、恨み辛みを吐く君を見ている方が、僕は辛く、
この情事に司るジレンマは時代性の風邪であり、或いは、畦道で泣く、蛙たちの大合唱であり、
この地平を埋め尽くす、行為たちは、愛を知らずに、否、愛を教えられずに、機械的に働くことこそが、
人徳だ、と誰かの定説を、訂正もせずに、受け入れるだけ、その脳裏に、たたき込まれ、ただけの事実を、
行っていることも、知らずに、独りよがりは、総ての人類の衣服になり、その衣服を脱がす、と腹心に溜まる、
黒々、とした毒々しい思惟を放つから、その総てを包み込むような夜の毛布にくるまる夜は、少しの猶予も与えずに、
その深みだけを増し、この夜の胎動に潜り込みながら、何かを恋いしむ事は、疎ましいように感じ、
この十里を歩けば、その十里は遠退くが、あの十里はどこに帰り、この十里はどこであるのかを、知る余地も無く、
君は誰かの、詭弁に泣いている。或いは、総て、無い物ねだりなのかも、知れない。
段々、と迫る朝は誓いのキスを終え、誰か、と不倫する。その秒針を携える時間も、誰かの行為に汚れきる。
この着るものもあり、この食べるものもあるのに、何かを増やそう、とする夜を破綻させながら、
この永らくの充実を踏まえ、この夜を濾過し、この媒体する意識が各駅停車で、一人一人居りながら、
この檻から抜け出すような意識が眠る頃合いに、僕は誰かの意識の愛撫しながら、
この人生も尽きることが無い面白味だけに、復誦を続けるからこそ、この絡繰りを掻き乱す一瞬にもなり得る、と
信じて、この不快感も消え去る夜に、囚人服を着させ、この領域の監獄に感謝しつつ、
このヘルダーリン的な夜の塔に登り、この悪性の腫瘍が膨らむ前に日に戻りつつ、未来を旅する夜は明るい。
感謝、三者三様の事実を踏まえ、誠意だけを求めるような詭弁を含む輩こそ、愚弄である。感謝。
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