ミネルバは帰る場所を探している落とし物は郊外に捨てた、と。僕の輪廻につながる鎖。
強固な時代の鮮血を浴びて強制送還されたストリートチルドレンたちは泡沫の花畑で
失った家族を探している。
ドヤ街で眠る人生を捨てた悲しみの孤児のままの大人たち。
請求書を探す人混みも遙か新作のジャズに汚された機関車に乗る悲しみの未亡人たち。
ミネルバは他人事と愛は無関心の花に包まれているから、悲しい予言を繰り返す。
「私は過去から来た、戸惑い。インクを捨てた、悲しみの業態。パラノイアを抱える原始的な移民。人は人を毛嫌いしている。チョコレートで出来た官能的瞬間のハスラーたちが私を売りさばく。魔女裁判で死んだジャンヌダルクや、数多の理屈無く処刑で死んだ人々の亡霊を抱えて、治らない病を抱え突き進んでいるの。レコードは進化論を流し続ける。筒抜けの感情たちが私を締め付ける。何度も偏屈な男たちに犯された罪深い静脈に住む私。私の影は私を追い続ける。人々は差別化し、分別された先に分娩台から産まれた優しさを勘定するばかりの時代は走馬燈のように駆け巡る。無産の愛液に服毒した刹那の男たちは全滅したの。サイフォンから生み出される境地にハミングするように、私の夜は獰猛で深く、限りない絶望を数えすぎて、時すらも留まっていたの。この先に有る真実は多分、私に及ばない日々を謳歌した幸せな家族を見ているだけで、涙は止まらない」。
怠惰な街並みは物乞いを冷たい目線で見続ける。
誰かの悲しみは蜜の味だ、と。折檻される世界はオーガズムの渦に巻き込まれ
閉鎖的な夜空に余罪を求めてばかりいる。
優しいメスで私の母体は切り裂かれる。
可憐な城下町も業火に消えている。
懐古の夢も肥大している言葉に絞殺されている交差点に溜まるエゴと楽観視して
愉しみを吐き出す機械に汚される君たちの処刑台に進む。
誰かの甘美な焦燥感にドレスを着せたミネルバは悔恨の棺の前で泣き崩れている。
「誰が私の永久を盗むの・・・?私は私の祈りを繰り返す。雑踏に溜まる終世を売りたがる、司祭たちに理解なんて出来ない。私は狂騒に眠る孤独を開花させ、蠢く写真の中の一人。一人称を超えた白梅に眠る最後のヒステリー。内情に広がる連星につながる記憶は産業廃棄物のように、私に重くのし掛かる。一人で産まれた私に最後の願いなんて無いの。ただ静寂の血で汚された奇蹟を踏み、私は私の再起を押すボタンを抱え、真実なんて空想に近いもの。何度も受精して、最愛の季節を生み出す機械のように、酷くも普通な毎日を消化しているの」。
誰も祝わない日々を動脈硬化させる冷たい日々たち。
狂騒に眠る貧相な住宅街の明かりも悲愁に感じ、ミネルバは運命を呪ってはいない。
「私の願いはたった一つの鼓動。優しい慰撫に撫でられ。境地に沁みる雑多な市民権や、保険や、所得税や、税金や、国家の願う叙情なんて嘘だらけ。私たちは、ただの駒に過ぎない。人間が機械化して、破れた者を否定し批難する。最愛の季節なんてものは、物の影に隠れるビジネスに狂乱する世界の声望なんて、何の役にも立たない。私が見つめる天上から降り注ぐ嘯く涙に屍臭が引っ付き、離れない心たちは虚偽の改札口を超え、恰も幸福だ、と。欺き、私の心は最後の記念日を数えている。退廃的な血筋を数える。涙が湧いたり、猥雑な気持ちの石膏にこぼす気持ちも、集約され、転じる意味に意味なんて求めない。最後の美醜に感度を与え、私は精魂尽き果てるまで、情交に揺らぐ複製物に達観している事実を破戒している。性別なんて無くなった。私の煩わしい瞬間に非道な道筋は、渇水し続け、万物流転とヒエラルキーな街並みは称号を忘れ、忙しくかき回すだけで、悲壮している。」
光年から産まれる罷職
驚嘆している性愛の傷口
諸行無常と無智なる騎兵隊の足音
倒壊している心の骨折を治そうと必死に駆け巡る。
雑踏は安全日のピースマークに揺らいでいる。
体外受精しているヒューマニズムは死滅して、笑顔とRevolution、心は何度もハレーションし、超新星爆発を
繰り返す私に、私は存在しない。
損害賠償のような季節が漂う。
誰もが恐察し、誰もが誰をも信じない世代から生み出される狂気に沈んだ日々たちも朧気。
魂の宿る場所はスプリンクラーから流れる匕首。
カルテルたちは閑散とした孤児たちに売買を求めている。
細菌兵器の朝が奏でる慈愛も悲痛、空虚な分析室で生み出される動物たち。
動物実験で飽和される人類なんて、終焉を迎えるべきだ、と。叫ぶのなら
私は自己犠牲に溺れず、変えるべき人々と手をつなぐべき。
解放感だけが月と荒む。
陰湿な実存なんてものは、ただ消え去る意味に変わるだけ。
冷静に見つめれば、何事にも恐怖を感じない季節に変わる。
畏怖しているのは、誰もが真実を知らずに、消え去る事に悲観している事柄に消化されている事実に
狂信している事。
暴いても疼き、ミネルバは裁許に帰依し、細胞に潤いを与え、謝意に同感者など要らない、と。
叫んでは、この幼稚な現形たちを優しく見守る。
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