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2012年4月16日月曜日

止めどなく過ぎ去るブルー。

この孤独は何処からやって来て何処へ帰るのだろう
香水の香りも短い説明書の中に隠され誘発された幻想に消えた面影に囀る季節も迂回し
権勢に離床する気持ちも遙か語源を失い
欠陥品だからって孤島で台詞を失うみたいだ
太陽は母体を失った蜻蛉のように消え去った夜も俯瞰的に無くなった
無秩序に揺れ動く今もときめきのメッキが剥がれ墜ち
追憶の彼方の写真に残る今さえも甘酸っぱく居心地が悪い
流星に乗ってやって来た俺たちは無造作な雨の中で孤独を分かち合った
引接するように酷く苦痛も味わった短い時間にも永遠が有り
無責任な雨に委ねる今も境界線を失っている
残像のような鼓動が霧雨のように深くさ迷う
幼稚なリズムで静寂を堪能するほど強くも無く
空洞と化した今に閃きは無く
淡々と過ぎ去る光景に宿す意味を探している

「退廃的な余罪が強迫する。人生は統括されない歪な万華鏡の中で正否を探す自画像のようだ。暮れゆく季節の思いだけが置き去りにされ、苦味を帯びた屍臭を乖離させるようだ。強固な心を持って君を奪い去るつもりだった。寄食が行う大河に消えたメロディも優しく椎間板に刺さる。無害の朝が白く濁り、追跡する真実も腐敗した映画の中で、消失したのだ」。

「違う。私は貴方の道筋に光りを照らし、その先に有る真実に迎え、と。語りかけたの。創世記から始まって、宇宙の終わりが悲哀に消滅する。正式な愛に委ねた記録だけが残り香のように、雑踏に消え去り、又、同じ情緒を保つの。紀元前から愛した欠片を捕食して、違う人生だったら、同じ道で手をつなぎ歩いたと思うの。静謐に眠るキャンドルは優しく揺らぎ、全貌を濾過するから安心して」。

「俺は心許ない真実を壊したのだ。凶変するだけの時代に嫌気がさし、天罰のような車に乗り、形骸化している日々を浪々と歩いているに過ぎない。立ちこめる雰囲気は、挫折感と耽美なノイズで締め付ける。俺は幼稚で、何事でも無い事に鈍感で有るべきだったのだ。数えれば数えるほど何事も遠くなり、幸せとは何かって事すら、今は何も感じない程に、胸が張り裂けそうなのだ」。

「私の心には悠遠だけが広がる。安全ピンでとめた日々も浮遊感だけに抹殺される。腕時計を外して、因果律を超えて、私は貴方の為に少々の愛を堕としたの。残響だけに打ちひしがれないように、前を向いて突き進むように、私は貴方を護り続け、悲傷する彼方を優しく撫でるよ」。

「嗚呼、涙は促成の異物だ。俺は理論すらも今は理解出来ない。漂う景色に無造作な季節だけを噛み締め、気丈な態度で振る舞っているが、もう襤褸を抱え、凍えている無神経で無情な慈愛に耐えきれない。拘束着を脱がされた瞬間、傷みだけが総てを覆い尽くし、限りある人生の夢すら見損なうみたいだ。錯覚していたのって、自問自答しても、この恐懼に耐えきれず叫び、閉居な事実に打ち砕かれそうだ。弱くなってしまったのだ。始末の悪い現状から抜けだそう、と。必死にもがいているが、明日すらも未知で無智だ。憔悴している今も腹心に溜まる淫蕩な私益なんか要らず、ただ「愛」だけが欲しかった」。

「甘えに過ぎないのよ。孤独を知りなさい。孤独を謳歌しなさい。君の思う印象を描き、人生を奏でなさい。心境に蔓延る総てを思い描いて、昇華させないさい。貴方の勇気だけが私の心残り。朗誦する真実も普遍的に目眩く日々を蒸発させているの。私の祈りは貴方が立派に旅立つ事。征服されない気持ちを持ち、依存心すら飛び越える超克者になることなの」。

「愛する事にも疲れたんだ。誰かの過敏な日々すら傷みに変わる。無論、俺は負けることすら知らず、胎教に沈み、立証する真実にすらも恐怖を感じるのだ。気配は錯覚なのだろう。この裕福な心なのに、隠士のままじゃ何も変わらない。変革だけを求め、俺は生きた舞台に返り咲く。否、狂い咲くのだ。拝謁する希望の後ろ姿を眺めずに、集約される事実に想い出も無い、君の実体を探しても、何処にも何も存在しない、漂う奇蹟は俺を苦しめるが、この傷みこそ、この傷みこそ、愛で有ったと気付いた頃には、お互いの傷口に塗る薬は存在しないのだろう。君の幸運を祈る。ツバメが持ってきた愛に気付けただけで、俺は幸せ者だ。逃げ道なんて要るもか。廃絶される時代の検疫を超え、愁傷の慈悲に怪訝な生き心地を繋げ、たった数秒、否、時間なんて関係無いほどの出会いに感謝して、俺は亡骸を抱きしめながらも、君の結婚を祝うだろう。恨み辛みも無く、怒濤の心証を生きるさ。同等の命に現形だけを求め、集散される無慈悲な雨すらも愛に感じる」。

「さようなら。奇蹟は面白く貴方を包むはずでしょう。受け入れ、愉しむ事を忘れないでね。貴方の信じる道筋には、必ず答えと結果が存在するから。貴方の夢は私の夢。貴方を見守り、貴方の何処かで忘れないように、静かに存在し続ける」。

「人生とは曖昧に無情だ。空気感染するような喜悦にも、心無い患者たちが立ち並ぶ。最高だった瞬間だけを思い、今は暮れようが、果てしなく辛かろうが、俺は俺の正常な椅子に座り、変声期の動向に結ばれた季節を描くだろう。君の幼虫を育て、一瞬でも咲いた瞬間に、俺が堕とした意味が有ったのだろう。数億の星の財欲なんて要らない。ただ静かに訪れる四季を眺めていたかった。改変するばかりの人生だ。俺は散々だ、と。投げ出す前に、救う事実に生きようと思う。粉々な心も、過ぎ去れば愛しく変わる。無残な日々も思い返せば優しい物語だった。今は自分の鼓動だけが鳴り響く。眠れる夜を数えても肥満するばかりだから、俺は無為で有ろうが、この届かなかった心だけに心残りなのだ」。

一瞬でも存在した思いの欠片
異物感の遮断機を超え
俺は朦朧としながらも
一番辛い時期を自分で乗り越えて魅せる
この胸中に響く胸騒ぎもかき消し
感情すらも超える天に翳す命に成る
無慈悲に消え去る湖辺
俺が引き起こした罪に罰を与える事すら馬鹿馬鹿しく思えるほどに
俺は俺を引き裂き
俺は俺を引き戻す。

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