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2012年3月3日土曜日

未来創世記。

ただ黒い機械兵士が歩くアルツハイマーの猫が有毒性の神経ガスを売りさばく
ナショナリズムを売る閉居な女王は燐光と虐待の市民権に改造される
轆轤を回す叙情詩に隠れるジャバウォックの空想的図鑑に住む科学者たちは
神の粒子と王冠と傷痕と絶望の処女を混ぜた錬金術でリボンを結んだレーザービームをはき出す
怪物を生み出した第四次世界大戦の回線の混濁する季節は白昼夢と鱗雲に乗る警察犬の神様が
曖昧な異次元のシャワーを浴びて紹介状を書き
壊れた家で亡骸を育てる仙人掌型の人間
磔にされたJesusがクラブで踊り
遺伝子改造された最初の細胞から生まれた最悪なシナリオを生み出すネオヒットラーに
使われてない脳を最大限に利用したサイボーグスターリン
慨世のネクロマンサー
ロマンスを売るチョコレート型の人間たちはガス室で合体した動物たちの餌になっている
脳内射精を行う泥酔する人類
宇宙の始まりの歌を詠う吟遊詩人たちは永遠の命を与えられ終身刑に干されている
感情は売買され性行為は時代遅れになり試験管で生まれた凶悪犯たちが支配するGhettoに
感情移入するシンパたちの内戦に幹部たちは解剖された指先から処女の気持ちをはき出す

「世界大統領は宇宙の表裏から生まれた蛆虫から生まれた精神の狂気を売る雑踏の異物感。最後の思想家たちはヒトキメラとなり、動物園の檻の中で感じる侭の神罰に嘔吐している。核が廃絶され、反物質から生まれた悔悟の少数派の移民たちが泣きながら叫んでいる。誰もが境界線を無くし、超大陸移動で大陸は一つになり、輪廻転生は実現された。幸福は夢のように朧気。週末はアシッドの機関車に乗せられ、ラットかマウスになる普通の人間たち。下腹部に小さく蹲る戦争孤児たちは、強制労働で心を失っている。ヘッドギアを付けた超能力を超えた神域に住む革命家たちは、密集する時系列に搾取され、時間を超えた倫理に言葉を授ける。」

「解放戦線。この闘争は人類つまり人々を一つに核融合させる。私たちが合併し、最後の一人の神になるのだ。時間は無い。もうすぐやって来る隕石に乗った那由他光年から来る絶望の悲しみが来る前に、私たちは一つになるのだ。答えは簡単だ。失敗したら私たちの運命は記号と化すだろう。狼狽しているわけでは無い。通貨も無くなった現代だ。言葉を超えた今だからこそ、私たちは一つになるべきなのだ。聞かない者に未来は無いのだ。」

超秘密警察つまり人間性を失った海星たちの心の負債が
超克する時間の背徳の慰霊碑に敬礼し
心を失った戦闘兵器
最高裁に詰め込んだ最悪の独裁者
つまり創世記の細胞から生まれた絶望の巨人が叫び狂っている

「ここは私の世界だ。共愛するな。絶滅せよ。消化不良の飢餓を植え込んだ貴様等と絶交する。地球のコアと融合し、奏でる新薬を売りさばき、私の為を崇拝し、還元される意味を知るべきなのだ。この価は、貴様等の描いたシナリオ通りなのだ。重複する太陽を壊した罪も計り知れない。氷河期を超えた人類の結膜炎を遭難させた罪は重い。職制を与え、私の奴隷と化すのだ。最後のビジネスだ。そうお前等は退屈だ、と。五月蠅く付きまとい、欲望だけでこの生を壊した罪は重い。」

大粛清の鐘がまた鳴り響く狂態の実験室で育てられたゲシュタポ
混濁する世界で最後の聖母が空虚な時代の鎮魂歌を歌う

「私には性別は無い。国も無く、ただ有るのは手をつなぎ笑うだけの事。宗教観も個人的解釈も概念も観念も超えた季節に歌唱を授ける。私の生んだ最愛の子供は、迫害され宇宙に流刑された。その時折のオーガズムに犇めく貴方たちの警鐘は悲しみと、絶望を生むだけなのです。聞く耳も持たない制御不能な人類を統治するなど、不可能であり、私の思いは、ただ有る現状を凍傷にさせ、温め直すのです。」

進化したアナキストたちは両腕に仕込んだ自爆剤で枯渇した人類にけりを付けると
自爆テロを繰り返し肥大するバンダリズムに
やけくそになり宇宙戦争に参戦している
傍観者たちは籠の中で成長を止められ胎児のままで放置されている
カプセルに詰め込まれた因果律を超えた細菌兵器が舞う余罪を追及する星屑の懐郷に
人生の疎開を繰り返している

「さあ誰にも支配されない時代を請求する。通過儀礼はお前等の肥大する戦利品を集め、目覚ましい世を閉塞的に潰すのが目的だ。感傷的な遺跡に蔓延る仲間たちよ。俺たちは誰にも統治されず、赤に染めるのだ。果敢なる勇者よ。集え集え。壊すのだ壊し尽くし、何も残すな。誰かの為だとか、自分の為に妥当なのか?総てに打倒の拳を掲げよ。追憶に犇めく過去形の異物を取り払うのだ。革命家たちも嘯く馬鹿者だ。あの巨人こそ化け物だ。名残惜しい最後の聖母こそ拷問の末に、弾圧し、この共愛などという腐った感情のペニスをぶち込むのだ。政変?否、俺たちはただ壊したいだけの人生。」

プロパガンダを整腸剤に埋め込んだ攪乱する世を静定させる
無機質な顔が立ち並ぶ閉経の電気椅子に座る
最古の老人は虚ろな目で昔話のカタルシスをこぼし
絶滅危惧種になった最後の人間らしい人間

「わしの飲んだソーマ。ああ永遠とは皮肉なもので、この完結しない戦争の幻覚に嫌気がさす。死んでも死にきれぬ面影と、解体される日々も無く、このまま見捨てられ、わしは誰に告げるべきなのだろうか?真意ある今よ。いや今など通り過ぎた過去なのだ。数百億年もの孤独の住まいで見つめた現在も同じ歪な妄想に消え去るのだ。無量大数の命とは儚くも鋭い。無下な人混みの面影も今となっては幸福に思える。いつも人間は愚かだ。いつまでも人間とは愚かなのだ。折れたカンバスに描いた最古の絵に、わしは心残りな一秒を隠し、隠棲している。科学の進歩は人間性を無くし、機械的な時間に束縛され、自分のやりたいことも忘れ、ただただ後悔と悔恨だけが残る。」

廃屋で眠る双子の少女
廃盤になった過去の陰電子に操作された遺伝子の面影
鼓膜の裏側で最古の細胞から産まれた代理母
始まりを知り結末を知る異空間で
猥雑な気持ちを育んだ記録も朧気

「私は力が発散された瞬間に産声をあげた。この悲劇は喜劇なのよ?誰もが愉しむ季節を謳歌すれば、楽園になったはずなのに、誰かが誰かを恨み、誰かが誰かを超えよう、とした瞬間に何もかもが音を立て崩れ落ちたの。最愛の子供たち。あなたたちに与えた試練は重すぎた。愛は貨幣と成り下がり、恋は売買され、孤独ばかりが産まれたの。私の願いは、たった一つ。総てを統合し、この悲しみを喜びに変えるだけなのに、競争が狂騒を産み、汚した責任も負わず、自分の為だけに溺れた無責任な人々の懺悔は聞かない。私はもう心残りは無く、あなたたちが絶滅するのを見守るしかない。結末なんてこんなもの。この場所を捨てて、私は帰る場所に帰還する。それははてしなく遠いようで、限りなく近い場所。サヨナラ。」

物事は膨張し伸縮する
もう無の向こうを超えた場所で何も無い孤独
本当に何も無い孤独
でも寂しい気持ちなど無い
だって総ては一つだったのだから

「宇宙は消滅した。限りある時間は刹那を超え、単位も数字も無い物質も記号も無く。暗くも明るくも無い。何も無い事をも超え、また私は誕生するかどうかを悩んでいる。膨張した意味など語るべきでも無い。自分自身が始まりであり、おわりである。それが総ての始まりであり、終わりなのである。産まれた瞬間こそが私そのものであるのだから。それが答え。」

無いもの無く
あるものも無く
無いものすら無いのだ。

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