散々な朝を駆け巡る彼女の幸福は、たった一秒の合間から駆け抜ける恋のような刺激物
反射するラムネ色の恋もふやけ、酷く普通な毎日に鎮座している。
堕落した夢も無いヒモ男を抱え込んで
複雑に入り組んだ夜の安楽施設に消えて行く
火山灰のように降り注ぐニヒリストたちの歌声が花弁のように広がる
羽音は無重力の心に靡き閉鎖的な夜は乏しい熱情
つまり薄い壁から聞こえる喘ぎ声や、愉しげで裕福な家族の会話や
雑多な界隈の物語の偏頭痛や
奇っ怪な道筋を歩くイデオロギーみたいなものだ。
淡々と歩む彼女の夢は掃除機に乗ってジャズピアニストか
クラシカルなパレードの女王になることだった。
正しい日々も雰囲気で消え去り、矛盾する広場に溜まる子供たちの声も
聞こえないくらいに、彼女の閉鎖的な悲劇的な朝が囁く
「君のしたいことは何か?混沌と冷めた風景を眺めたって、何の希望が生み出されるのか?偽装された結婚に、不倫に、幼稚なリスクを背負ってまで、会社に捧げる意味とは何か?記憶の外側は晴れているのに、君の心は堅いままで、風貌を無くしている。世界情勢を知ったって、何ら関連性も無く過ぎ去る、ただ優しい風景にだけ蕩けるべきなのだ」。
加速する十字路を越える
誰もが無関心な笑顔と無感情に下向きな毎朝を駆け巡っている
悲しみの刹那に捕まり
禍根の闇夜のブチ猫が歌う。
「私たちは、幸せになるべきでは無いのだ。誰もが後ろめたい珊瑚礁の裏側の胎盤に隠された森羅万象を探しているのだ。血眼になって、知性すらも廃れ悔悟のホテルで酩酊するまで、激動の時間をさ迷う。流浪する風景も焼けただれた煉獄のように掴みかかる。壊乱している日々の無骨な靴箱の中にも、成因がつまり、木造建築の心が崩れ去り、分離する心の羅針盤は、閑散とした商店街に帰依している」。
私は正攻法のリズムで心無い文明を快楽で埋めた創世の主を憎むだろう
「文明は退化した。限りなくある情報網に連なるだけのビジョンで前すらも見えないのだ。アナログな綿飴の中でサイボーグと化すまで、人体模型の明日を余白する。清貧の地獄の天下さ。矛盾した悲観的な背中を押すベルは、躍動感を失い、互い違いに消えたボタンを探し、徴収されるだけの行為に巻き戻しにされる」。
彼女の内心とはこんなものだ
誰もがカラカラの心を埋めたがるから
カオスティックな毎日のブラスバンドと踊っている。
「退廃的に涸れた模様たちが彼を包む。無罪放免などあり得ない劇場に夢魔たちが襲い、反社会的な内臓に市民権を写す。破綻した心のロケーションに浮かぶ、廃屋で眠るCinderella。ハンニバルレクターのような夜泣きを繰り返す、感情売買の街並み。ストローで吸い込んだ粉物も空想的な豚の拘束着に鎮火した激励を受け入れる事柄すら、低迷した夜明けに誠意を売るような物語が産卵し、続ける」。
彼の内心とはこんなものだ
交錯する人生の希死念慮に輪廻転生がぶつかり
他人様の激動にまで走り荒んだ今こそが
短絡的に嘆き苦しみ悲しみ凍え喜び歌い連なり変則的な口径に社会性を生み出すのだ。
「排他した脊髄に埋め込んだ言葉も聖地を喪ったパレスチナと陰謀説の六芒星のようだ。瓦礫の山と、真実の放射能。神経質な性行為に、炭酸のような恋も泡沫。ネズミたちは、センチメンタルな過疎化の村人と対話し、感情移入した萎靡な現実に、参照する時代も曖昧になり、転売される季節も妄想だけで終わるような均等な未来も賢智に響き、算出する未来の傾向とは、剪定される現状の掃き溜めなのだ」。
罪深いブーツを履いた光年の母性を持つ破戒者に
哀婉のフルーツに投げ込んだ淫蕩な景色
錯覚する君との思いとの代えがたいリンクを忘れた罪も大きく
いつもチャンスを逃すのが趣味な偏執的な固執のいじけの無い
甘美なノイズの香水に擁護され
競売される心のKnifeで永遠の母胎を仮想するのだ。
「加速器に乗るような慰撫に、背徳の艶美な焼結に肥大する告解に、浸透する未来も境地に響く伴奏と濾過される。流暢に話す獣ばかりで、疲れ切った世代よ。己を壊すな。ただ有るべき姿を残すのだ。退避せよ。無理強いするな。無理矢理生きるな。休めよ休め。君たちは尊く弱いのだ。木々よりも弱いし、動物よりも弱い。人間が一番弱いのだ。要らない心と、刺々しい時間が流星のように流れる。解放感に打ちのめされた現状ですらも快感を覚える程に、成敗だけが荒む現代に何も語りかける言葉も見つからない」。
機械的なリクルートスーツの集団心理
昨日の夢も無縁の隙間に切り取られ
加増する日々のノルマに追い越される日々
散々だと嘆く空も重く
君の笑顔も凍り付いたように見え隠れしている。
0 件のコメント:
コメントを投稿