女々しい記憶が過ぎ去る
霧中に冷めた記憶の中で君の総画を思い描く
小さな発芽に悶える高尚の膣の中に入っていく
「心残り少なく。夜道は温かい。追憶の彼方で崇高な君の夜道を歩く。汚い路肩のゴミさえも輝く日々が転がり落ちていた。ただ有る日々を愛していれば、君は幾重もの恋の静謐で眠る蝉の脱殻を集め、俺の光年は終世を目指し、彼方で彩る君たちの際限無き、愛が晴れれば、俺はじゅうぶんだ。」
無重力に墜ち過ぎ去る風景だけが優しく身を包むスタッカートが永遠の母体に帰還する
複製された面影の傷痕を撫でるように
この思う心の分岐点を相姦した悪魔たちの呪詛に機械的な雨が突き刺さる
「この流動的な毎日が過ぎ去る。今が個々に存在していて、俺は未熟児のように眠る。その横に居たはずの君たちの高揚感だけが、心残りなのだ。」
中傷的な灰に捧げる
この混沌と根治された幻影の最中
形骸化した今が差別化され
冷笑する社会だけが自分を磔にするのだ
雑踏の憐憫に触れ
この形象が嘯く
「誓いのキスの味は昔話に変わった。君は胃液の中でカタルシスを分泌す原生林で、雑多な境界線を越え、俺は無下に扱った日々の圧力で嘔吐する。」
縮まる風景はきっと君の痛みに似ている
正解は程良く数億の湖心に溜まり
肥大する心地よい風の季節の退廃的な望遠鏡で覗く天体は
名前も無く輝き続ける
「聴診器で謀った唇音。空想で浮かんだ君の胞子を神々しく潰した自我を絞殺した夢の彼方で、失踪する。等身大の虚偽の彼方でエンドレスな生痕を過去形になって流れては、跡形も無く、消えていく。」
嘲笑的な廃棄処分の明日がちりばめられた亜麻色の雲が内戦のような社会の喧騒を
空間的割合の拘束の中で
重星の降誕を望み
俺は歳計などせず
斉唱する奇跡に愛情をこぼす
「開花する。気持ちは重傷の朝を越えたのだ。君は誘導体のように、窃盗犯のように、石灰水のように、背徳の慰霊碑のように、美醜の配合された徘徊する残骸の時計のように、盲信した空虚な塔の犠牲者のように、絶倒の廃液に追想する。」
媒介する鐘声に超克する
氷原に包まれる色彩に無象の日々は苦く
ささくれのように殺到し
薄命な夜空に命運を与える
「憧憬に居心地を探す。君の無名の胸の中で眠った汽車の中で、思い浮かべる季節の感動を壊し、無くした軌跡の果然とした衆知に、耳を塞いだ懐古の懐中時計の秒針が優しく懐疑的な猜疑心をかき消す。濃厚な陰影に聳える位置が、何処かに消え去り、無重力で感嘆の世紀から抜け出す。」
交響曲が唸る
ビターな愛情の精勤は終わったのだ
羅針盤が結ぶ天界の孤独
慢心に消え去る掃きだめのエゴの
その掃きだめから溢れる物欲と私利私欲たちだけが
奇怪に見え
総雨量を超える涙の溜め池
内心は謀計の釘に突き刺さる狂騒に消え去る意味だけが
その意味だけが
その場所に残り
内心の苛烈な効用が
未成の模倣する系譜に燦然と回収される遺跡のような
今だけが残り香のように囁き続ける
「この頽廃した大罪を抱える衣装を脱いだ。俺は無償の家畜の艶麗に寄食している。残像だけが報酬を与え、無心の大河に蝋燭を立て、復誦する未来に懺悔した。奇襲する毎日の幼少期の感染症たちが、闇夜を毛嫌いし、幸福を祈ることしかできない。溺愛してた日々は鱗が剥がれ、凄艶な日々の分子に約束を秘めて、この幼稚な日々に別れを告げる。」
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