シリコンの心
生きて来て
こんなに孤独は無いと彼らは言った
狂騒を過剰摂取した隠微に散りばめた鎖の心
首狩場でにじんだ性欲が走り去る
生きている事は素晴らしいのか問いかける
カメラのレンズは何も語らず
流離う今を刺しているのだと
ネガティブなミューズが僕の感情に静謐を与える
エンジェルは黒い十二枚の翼で僕を包み静寂の寝息にトランスするんだ
何が幸せか三秒間で教えてくれ
軽い命が面影で花になる
重い命が面影で儚く散っていく
暮れたり明けたりしながら
延々と髪の毛を結ぶ
このままプラスチックみたいになって死ぬのが願望と語る君は分娩室の記憶の魚と共に楽しむ義務が有るはずだ
雇用管理が空想的な奴隷を生み出す上下左右は何時も通り煩い
残り少ない命で愛する事は罪になると彼女は言った
距離とか時間とか次元が曖昧にする
恋は雰囲気で終わり
熱望する嫌いなメロディが流れば座標なんて関係無く進む
アルトサックス吹く工場服の男や殺虫剤の周りを飛び交う無数の名も無い群像を
ピンクの子宮に世界の傷口
メロドラマよりもファンタスティックで
虹がプリミティブに枯れる陽気に誘われ
幸運なダイヤルを三回まわす
リチウムの女王は腐敗した夜に住む
母は宇宙よりも偉大だと語る幼少時の童話のフィルムに居る君はクラシックのブーツを履いて
マグリットが書いた千手観音
ミニマムな会話
全人類の敵になりたいと彼女は思っている
黒雲が冷めた表情で笑い
デサートイーグルを持った独裁者が歌い出す
惑星のタンポンは君の大脳を突き抜けり
脱色したパンにバターを塗り
騒ぐだけの街並みの電飾に中指を立てる君よ
コインポケットに百円あれば幸せな世界を思い浮かべ
いっぱいの罪が眠る場所のメビウスの帯を締め
遺伝子の塔を歩く
紫炎揺らぐ
ガラスの扉蹴破り
クリオネが描く地脈を只管に歩く
人間の力じゃ何も変わらないとアンタは言った
でも人間が変えようと思わないと何も変わらないと僕は無感情のアルゴリズムを飛び越える
第三の目で開くパンドラの箱
革命と反抗
泡沫の金は必要悪
幾重にも広がる
君の心残りにささやき続けよう
神聖なる木々を掴む
本能を個別にコンプレッサーにいれて
宇宙の胎動の面影に揺れる
いつもの駄菓子屋で立方体のチョコ四つと惨害の悲哀に揺らぐ君の蜜壺に帰って行った
数多のシアターにつながるワームホール
シャガールの月夜と
実験台のモルモットが哭いている
魂は風邪をひいて
感服した未来に自由を与える
未来永劫のネビュラ
カラスの翼が生えたクローン
全てのアナグラムがアナログな君の映画館の中で
三輪車に乗ったロックスターに遊星のダックスフンドたちが駆け巡る
恐々と唸る積年に眠る君の影と遊ぶ
鮮やかに鎮静する星座を眺め
興奮した神話に委ねる
ファンクション唸る
ディスコのギズモ
破水する原理に悶える君
もう日が暮れると小動物たちがガタガタ震えているのを抱きしめる全裸の女たちは
罵る先々に募る面影を欲するままに欲情し
能動的な獣みたいな喘ぎ声で自律神経からの未婚のジレンマを吐き出している
クナイを持った双子たちが、こっちを見つめ様子を伺っている
仏陀とシタールと白い花の蜜で出来たドレス
王冠にいれたホットミルク
この永く平穏な絶望を超えた辺りで批判するオルタナティブなモヘアのラブソングを歌い
このマンネリ化した恐妻家たちのrequiemが響く感情論的パスワードを破綻させる
情感に仮想現実のファシストたちが憐憫を堕とすのだ。
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