寂寥に沈む夕日を眺める
秘仏は官能的で不純な感応を絵空事と幾何学の排泄の怠慢に降り注ぐ情念である、と
告げるのだ
廃液に溜まる香水も遙か午前の窮屈そうなスーツを脱いで
寂寞につながる君の痛みに不正な事実など無いのだと
君幾重もの静謐の彼方で笛を吹き
数えるほどの蕁麻疹の朝を嘆いていた
ただ有る風景を模造して
境界線を越えたエクスタシーに臨死体験を加えた如雨露で君のエゴの花を咲かせるのだ
売価だけが喧騒に力学を生み出し
雑踏に排除される君の砕身の心に栄養を与える
懺悔と記憶の倉庫に溜まる情炎が
君のオーガズムを支配しているのだ
ただ孤高である私は
ただの孤高である私の胸骨に軋むエナジーが孤独であり続ける人間共々の集荷を嗚咽で済ますのだ
悲しみは褪せるだけで面白味が無い、と
収容所の神経ガスで死んだ私の前世たちや
紀元前からの塔で瞑想する私は恐喝した荒野をさ迷い
今に至る
至れり尽くせりの放蕩の月を超えて
今は単なる孤高である
私の情景に宿す永遠回帰
私の情念に宿す輪廻転生
私の無敵の症状に突き刺さる完治しない苦悩と絶望こそが
私を恐惶にさせ
私を独裁するのだ
私は感覚だけで最愛の日々を潰して来てしまった
私は共感を結んでは離す一概の噴火した喜悦の悔悟なのだ
ただ孤独で有れ
君唯一の所有物で有るのだ
痕跡も少しの痛みも
紅潮するジェラシーも卑屈な嫉妬心も捨て
欲そのものが剥げ落ちた私は無根の花なのです
ただ今は涅槃寂静に浸透する次元を超えた愉快さを抱え
淡々と湖水に響く道筋を歩く私に敵など居らず
又、争う事も無き常数に乗り
平行線を歩くようで
この狂騒的な引致に催眠する寄生虫たちが
揺動を示す値に平伏すから
皆は求めるだけ求め
荒れ果てた砂漠で枯れた季節を残すのだ。
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