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2011年11月11日金曜日

誠実な闇夜の債務。

光年の夜は老けた
ガラスの部屋はトニックウォーターの香りで充満している
僕は砂金の海を歩き
奇病な街並みの亡骸を抱きしめる
凍える思想たちは行方不明の図書館で切ない願い事を繰り返す
はしご酒の君の美醜の感冒に注ぐ愛憎の皮膚たちが
連記する屈辱の青春の終末を浴びて
毛色のない時空を探索する犬たちに乗り
僕は不思議な夢の梅毒や淋病の注ぐ空中に浮かぶ産婦たちを眺め
清潔感のある草履を履き
矛盾する聖なる二重奏が鼓膜で劇薬と化す
まるで正義を失った硬直する銀河
暗黒物質を手に持ち
遙か悟性を浴びる吸血鬼たちの論争を茶化すように
酷く苦痛の街並みを銀河に変える魔女たちが
永遠の母乳のシャワーを流す
僕は誇大妄想の夜泣きを抱え
昔話のカタルシスが恋々と滅びるから
簪を持つ君の笑顔に犯されたいのだ

復誦する慚愧に蠢く死地の管理下
賢明に生きる余力を体液に濾過し
純白の軋む精巣の彼方で
利口な余罪を晴らすように
均等な詠唱を並べるのだ
空腹の闇夜
舞台裏の暗誦の木々たちの黙礼
洗礼され傷痕を癒やす影が待つ始発に乗り
雑食の天恵に古の高慢を晴らすかの如く
心拍数に混ざる婚前の子宮に帰り
性欲の女神たちは無味無臭の心を放ち
僕は忘れた世界が大音量に鳴り響く瞳孔を歩く
欠乏した未来を嫌う君は残像のような演奏に汚れ
皆既日食の背広に
風霜の満月が老後の汽車に乗り
封緘される心たちが検疫に捕まり
僕ははびこる意識の大歓声を聞き
壊乱する幼稚な賛美歌に香草を混ぜて
紅茶の中の不自然な妖精たちが
ミントの羽根に乗り
誘拐される心の賠償金を支払うから
感動的な意味合いを無くすのだ
轢死した感情移入の早晩を散らかす子供たち
宇宙に永劫回帰する不純物の朝の血
沙羅双樹に腰掛け
延々と続く無害の雨がフラスコの中で衛星と記憶と無数の完治した絶望たちと
踊るのだ

焼けたトランスの街並み
群生の入り組んだメビウスと天文学的な圧死を恋えと
神様は豚と三途の川で黄色人種のパレードに参加して
僕はビブラートの天国が誘致する未来にこそ
不安定な材料を運ぶ卵生から羽化し
情感のバスに乗り
ビートルズの寡婦たち
脳裏に宿る不平不満を体外受精させ
無心の湖心に歪むように永い永い空間の喪心
抜糸され苦行の仮想を歩き
伴奏に悶えるゴシックな肺を君にプレゼントする

暗色に響く
君の欠片
不浄する自然へと乖離する僕の遊園地
美食家たちは廃線を歩き
無償の鬼畜の余罪に天昇するのだ
懺悔するさ
無言の地球に
情愛の風声に残り香は淡泊で
極彩色の鱗雲が
世界線をうち砕き
ハレーションの深淵に響く古酒に溺れ
卵巣の中で運命を誕生させる凄艶な女神の泥を顔に塗り
世相のサンバが鳴り響く
有頂天な僕の工学的移植を終え
凛凛と自由の賛歌
真実の晴れ間に住み
僕は優しくも厳しい青年たちの難しい顔を眺め
強要するだけの人類の被弾を受け入れ
損傷する彼女の命の翳り
帰服する河岸で
囚人たちの契合する楽園の微熱に綴じるだけの
狂騒の寒気を浴び
切望するのだ

脱線した核融合に
噴火する耽美な精巣に驕るような季節を魔性のインクで描き
心酔する有機体
高尚の谷間で礼奏する
白亜紀の指紋
処女膜のセンチメンタルな離反に
止まる記憶を仮想するのだ。

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